なすび好き大学生の気まぐれブログ

なすび好き、奈良県民(今はアメリカなう)の大学生が、自分の好きな時に好きなテーマで、いろんなこと(超真面目なこと、専門的なことからバカなことまで)を書いてみる、気まぐれブログです。気まぐれなんで、更新頻度も気まぐれです。

Valuのいいとこ、悪いとこ

VALUというサービスが、5/31にβ版をリリースしましたね。

ここ一週間くらいかなり話題になってるんで、知ってる人も多いと思います。

 

僕も先週からやってみていたんですが、いろいろと思うことがあったので、少し記事にしてみたいなと思います。

 

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まず、Valuってなんだ

最近FBとかTwitterで騒がれてるValuですが、知らない人も、「よく見るけど、なんだこれ」って人もいると思うので、簡単に説明します。

 

端的にゆうと、「自分の価値をシェアして、トレードできるサービス」です。

 

 

・・・は?

 

ですよね(笑)

 

イケハヤさんが分かりやすく書いてるので、引用しておきます。

とてもわかりにくいのですが、ざっくりいうと「個人の株式を公開できる」サービスです。……って、これでピンと来る人はすごいですね。

 

どういうことかというと……。

「株式公開による資金調達」って、ごくごく一部の会社にしか許されていないじゃないですか。上場企業というやつです。任天堂とかソニーとか、株買えますよね。

会社というのは「上場」をすることで、一般の投資家から広く資金を集めることができます。

で、そのお金でさらに事業を拡大することができるわけです。

その結果として株価が上がれば、企業も資金が潤沢になり、株を保有している人も価値が上がってハッピー、という仕組み。

 

で、VALUはそんな「株式公開」を民主化するサービスです。

 

つまり、ぼくらひとりひとりが「上場個人」となり、擬似的な株式を発行し、そこから資金を調達することができるようになるのです!

 

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といった感じです。

(ちなみに今の引用元の記事読めば、Valuがどんなサービスかよくわかると思います。)

 

www.ikedahayato.com

 

Valuの可能性

というわけで、さきほどまとめたように、Valuってゆうのは「個々人が株式を発行して資金調達したり、支援者が株式を売買したりできるサービス」なんですね。

 

イメージとしては、プロジェクトベースではなく、個人ベースを対象にしたクラウドファンディングが近いと思います。

 

 

すでにValuについてはいろいろと記事が出ていて、かなり賛否両論ありますが、僕としてはこのサービスにすごく可能性を感じています。

 

このサービスが個人ベースへの応援を効果的に行うツールになって、それによってその人自身の可能性も広がる。

 

そして何よりもいいなと思うのは、個々人の可能性に対しての投資・支援ができるということ。

つまり、現状のクラウドファンディングのように何かプロジェクトをしなくても、資金が調達できて、支援者がついてくれるということ。

 

しかも、将来的に支援していた人の株が上がれば、支援者にとってもプラスになる

 

 

これによって、プロジェクト限りの支援でなく、継続的な支援が増え、そこから新しいコラボやつながりなんかも生まれてくるとすごく素敵だなと思います。

 

 

さらにいうと、個人ベースの継続的な支援・応援が蓄積されて、支援度合いなどに応じて株価などが変動していくのを考えると、それこそ評価経済の一端を見ているような気がします。

 

 

Valuを考えた中村さんがブログでも書いているように、「がんばる人が、成功しやすくなる」社会を本気でつくりにいける可能性があるサービスだなって感じますね。

nakamurahiroki.com

 

Valuの問題点

上で書いたように、個人的に可能性をかなり感じているValuですが、正直まだまだ問題点は山積みだと思います(笑)

実際にValuをやってみて、いろいろ問題点が見えてきました。

 

 

  • 投資や支援を決める要素がもっとあってもいい

正直、ここ数日やっていて思ったのは、時価総額ランキングが発信力のある人に偏りすぎているということ。(まあ当たり前と言えば当たり前だが)←6/7のシステム改善でランキング形式が改善されました。

結果、よくわからずに最近入ってきた人が、ランキング上位者に半ば搾取される形で、損をしてるということが多い様な気がします。

 

このブログが参考になるかな。

mecchanikukyu.hatenablog.com

 

後、6月一週目まではバブルみたいな感じで、トレーディングでバカ儲けみたいな感じがあったけど、二週目で落ち着いたというか弾けたみたいな傾向があって、ちょうどそこらへんで入ってきた人らがすごい損してる印象。

 

僕も最初だけ投機目的でトレーディングして、昨日くらいまでで投機目的だったものは売り払って、ここからはほんとに個人の支援とかのために使っていきます。

 

 

ちょっと話がそれたので、戻します。

 

投資を決める要素の話ですね。

 

さっきも書いたように、現状やっぱり発信力のある人達の株が多く買われていて、知名度が投資に直結してしまっています。

でも、これではよくないわけで、「がんばる個人を、成功しやすく」するにはもっと投資を決める要素を増やさないといけないと思うんですよね。

 

 

今は、各種SNSなどのリンクがされていたり、優待機能がありますが、現状優待を付けている人はかなり少ないし、結局、その人が何やってるのか自分で調べないと投資する価値があるのかほとんどわからない。

 

もう少しプロフィール設定を細かくできるようにするだとか、

 

なるべく優待機能をつけるように促進して、投資の判断要素を増やすだとか、

 

クラウドファンディングサイトを組み込んで、プロジェクトを持ってる人なら、Valu内でも、クラウドファンディングにつなげられるようなシステムをつくるだとか(買われた株はもちろんプロジェクト後も継続される)

 

ってことを考えていかないといろいろ厳しそう。

 

  • 支援者側のメリットがあまりに少ない場合が多い

上の話にすごい繋がってる話ですけど、現状支援者にメリット少ないんですよね。

 

株ってゆう想定ですけど、Valuの株って、配当もなければ、企業の株みたいに、発行者の所有権を手にするわけでもないし、さらには優待までない人もいるんですよ(笑)

 

 

すなわち全然株じゃない(笑)

 

 

だからこそ、最も簡単にできることとしては、さっきも書いたように優待を設定することだと思います。

どれだけ価値ある優待をできるかで大きく変わってきそうな気がします。

(女性は「私とデートする権利」とか設定するとすげえ売れそう(笑))

 

  • 検索機能が不十分

これはまだリリースしたばっかりだから仕方ないけども、検索機能は何とかしてほしい(笑)

 

現状、「Valuを探す」というページで出てくるのは、「ピックアップ」と「新着」のValu20人分づつ。

つまり、その40人以外は、名前を検索してヒットしたりするまで出てこない。。。

 

 

例えば、カテゴリー検索で、業種を絞れたり、活動内容で絞れたり、もっと他にも投資額株価優待などの条件検索をいろいろつけていけると、投資対象の幅が一気に広がるので、格段にいいサービスになるはず。

 

また、チャットやグループ機能をつくって、関心分野ごとの集まりなんかも作れるようにすると、相互の投資だけでなく、そこでのコミュニケーションも生まれてすごくシナジーを生みそう。

 

まあ、まだ、リリース一週間だし、β版の段階だし、今後に期待ですね。

 

 

他にも言い出したら、

  • 時価総額の算出方法あてにならない
  • UI/UXの改善
  • 自社株の売り出しについてわかっていない人が多いからかなり残念な売り出し方をしている人がいる

とかとか尽きないですが(笑)、とりあえずこの辺で!

 

 

いろいろ言いましたが、正直個人的にはすごく応援したいサービスだし、自分もこれから長期的に使って様子見ていこうと思います。

 

 

よかったら僕のValuページも見て、VA買ってみてください!(まだ審査中)

(これ、カテゴリーに「学生」って項目だけマジ追加してほしい(笑)俺、「ニート」になってる)

valu.is